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基本は自分用の備忘録

【Steam】もろもろ感想その5

長い凪だけどGW直後あたりからアークナイツにドハマりしてだいぶ時間を持っていかれ中。合間でGWセールで購入したノベルゲー中心に消化していた。

FF14はGW前からログインしてない?ような?暁月実装で帰れるのだろうか……。

 

 

 

BLESS unleashed

5月半ばに開催していたOβテスト?(ファイナルテスト?)を触った。

一言で表すならもっさり。

アクション的にはそこまでではないけど、それ以外のUI周り(インベントリとかコンフィグとかを選ぶパレットの操作とか、インベントリ内のアイテム操作とか、マウントとか)がかなりストレス。

MMO的文脈ではなくコンシューマ的な操作性で作られている感じ。

またそもそもの話としてキーボード+マウスでプレイするUIになっていない。もともと欧米でPS4メインの展開をしている?とかそんな話があったような。納得。

新しいMMOという面からグラフィックが気になるところだったが、ムービーのクオリティは悪い意味で現代離れしている。10年前じゃすまないレベル。逆にマップに出てからはそこそこのグラ。

初日に拠点っぽい大きい街に着いた後、すぐ横の遺跡みたいなところでクエストモブリスキル祭になってめんどくさくなりやめた。タンク職だと素早く遠距離攻撃できるのが突進技一つのみで、当然CTがあるので取り合いにまず勝てない。まあそれ以上にガードにCTがある時点でかなり萎えていた。

サービスインまでにある程度ブラッシュアップするという話があったはずなので、最終的にはそれなりのものが出てくるんだろうとは思う。

 

 

planetarian ~ちいさなほしのゆめ~

2004年のキネティックノベル。(というか選択肢なしのビジュアルノベルというか)

いわゆるポストアポカリプス的世界観だけど、まだギリギリアポカリプス前の空気を残す場所がある。その温度差が現れる境界が舞台。

とにかく文章がめちゃくちゃにうまい。ライターの他の担当作品名を見るとデスヨネーって話ではあるが。

トータル2時間くらい。選択肢がないこともあってほとんど「いい映画を観た」ような感触。

 

プレイ後、劇場版アニメがアマプラで無料だったのでふわっと視聴。

内容は本編のずっと後を語るオリジナル部分をベースとして、回想の形で本編シナリオが挿入される。「星の人」の掘り下げが中心。

回想部分の描写が若干もにょる。文章を理解せず、テキストを機械的に映像化しただけ、という感じでそこそこ突っ込みどころアリ。

 

 

Glare1more

謎のメイドロボであるグレアとの対話を通してヒントを得て話を展開させていくゲーム。

屋内で移動・調査し手がかりを得ていく脱出ゲームの様式に沿っている印象。ここに「対話からヒントキーワードを入手する」「グレアにキーワードを提示して更なる情報を引き出す」という要素(とグレアのキャラクター性)を追加したのがオリジナリティ。

キーワードは特に強調されたりもせず、テキストすべてから任意で抜き出して打ち込む形になるため、そこそこ時間が掛かる。なお全てのキーワードがクリアに必須ではなく、見逃しも発生しうる。キーワードに通し番号などがついていればまだしも、総数すら教えてもらえないためちょっと不親切。

キーワード探しに時間が掛かるためストーリーそのものはあまり長くはないが、本編シナリオはよくできており、"結"の前にきちんと"転"がある。追加シナリオもうまくまとまっている。

合わせて5時間くらい。

 

 

Narcissu

1はホスピスで出会った二人が逃げ出して、そしてたどりつく話。2はその結末に辿り着くために必要な、過去の病棟であった別の出会い。

当初は2を作る予定がなかったようだが、1で出てくる情報は2で回収する前提で提示されているものが多いように思う。2できちんと補強されることで納得できる。

1からの要素回収というタスクをこなしたうえで、"エセカトリック"を軸にきれいにまとめた2のシナリオが上手かった。

10年くらい前のeufoniusの曲を漁っていたころにメインテーマだけ知って何度も聞いていたが、こんなストーリーだったとは知らなんだ……。もう気軽に聞けない。

1と2を合わせて5時間くらい。

 

 

マクナ・グラムラとフェアリー・ベル

faultシリーズという評判のいいノベルゲーを作っているところの短編。一応スピンオフ?

faultシリーズ自体は気になっているものの、リリースに間が空きがちで完結待ちの状態。(製作側のことを考えると逐一購入して、何ならそのたびにフィードバックもらえたほうがいろんな意味で助かるんだろうとは思うけども)

この作品自体は一言でいえば絵本。イラストと文章の比重がかなり偏っている。あとたぶんスクリプトにもかなり労力を割いている。

スピンオフ扱いゆえか、根っこに強固な世界観があるように感じられて没入しやすい。挨拶とか、ストーリー上でほとんど出てこないリアル側にもしっかり設定があるところとか。

絵本的な表現・描写の仕込みが多く、一般的なノベルゲーム的作法からは少し外れていたりする。バックログがちょっと見づらかったりとか。

トータルで1時間半くらい。良くも悪くもあっさり。

 

 

LAMUNATION!

新規ブランドのデビュー作。と同時にKOTYで名前が挙がるほどの問題作。とはいえノウハウがなくてシステムがアカン、操作性やバグのせいでやっててストレス、とかではない。とにかく人を選ぶので80点か-100点かになりがち。

……のようなまさしく賛否両論のレビューを一通り読んで、怖いもの見たさでプレイ。

一言でいうと内容がないよう。

軽く9割以上がシナリオ進行に不要なテキスト。と言ってもまあ大体この手のゲーム(≒年齢制限があるタイプ)はスカスカの日常パートでキャラへの愛着持たせるのが中心のイメージがある(個人の感想)ので、正直そこまで引っかからなかった。ブラックさは足りないものの、がっつり与太に振っていて底抜けに明るいおバカアトモスフィアを醸し出していた。アメリカン+常夏+近未来+学園都市の地域設定も噛み合っていた。

が、世界設定的に基本なんでもアリなんだな、というところが受け入れられないとおそらく苦しむ。残る1割未満のテキストにきっちりストーリーがあるかというとそうでもなく、あらゆる問題がかなりあっさり片付き、過程も特に重要ではなく、途中で意味深に小出しされていた設定も大して深掘りしないで終わる。販売当初に前情報なく定価で買っていたら怒り狂う人が大量発生するのも正直理解できるレベル。自分は最初からヤベーゲームだとわかったうえで、(Steamだとある程度オミットされての移植のおかげか)大した額も出さずに買えたおかげで十分楽しめて、悪くないゲームだった、と言える。

簡単にまとめると、クソゲーというよりバカゲーの類だと思う。真面目に取り合ったら負け。

トータルで10時間くらい。ボイスを全部聞くとかかる時間は倍くらいと思われる。自分は読み終わったらどんどん次の文に送るタイプだけど、Bueno!だけはやたらセリフの最初に出てくるから耳に残ってしまった。

 

 

ATRI - My Dear Moments -

有名どころのブランドが割と最近出したノベルゲーム。ビジュアル、システム、ボイス、シナリオetc.の全てが高品質。

人によっては序盤からスロットル高めのヒロインについていけなくなりそうだが、あざとさが100%を超えたあたりで唐突に心をぶん殴られる。そのあたりからが本番。

いくつかの成功を経てメインの問題である日付への対処に挑んでいく、技術発展・問題解決が中心……と思いきや、それはかなり手前で話がつく。メインテーマはむしろ真逆で、心情的なもの。ロボットと人の異種族コミュニケーション(死生観、倫理観、価値観)の描写が活きてくる。

20年前の事件が少しモヤッとポイント。アカデミーが関わる色々がちょっと設定怪しいポイント。他は気になるところがなかった。

例によってボイスはとばしつつで7時間弱。クオリティが高いという表現がしっくりくる出来だった。

 

 

Fatal Twelve

コミケ⇒Steam⇒CS機とステップアップしたブランド。もともとはサークルとしていくつかのゲームを出していたのを、この作品をきっかけにブランドに昇格させた感じ?

プレイ前は絵が少し"濃い"ように見えるが、登場人物が国際色豊かなのもあってむしろマッチしており、すぐ気にならなくなる。

ストーリー的にはほぼほぼ未来日記。ただし、蹴落としあいの発生するバトルロワイヤル形式であるものの、きちんと他の登場人物と向き合い対話して納得できる"終わり"を迎えさせている。(成仏)

エンドはグッドエンド、ビターエンド、トゥルーエンドの3つがある(その他にもっと手前で分岐するバッドエンドがいくつかある)が、正直後ろの2つは一般論に引っ張られた感じがある。大団円のトゥルーと、それに一歩及ばないビターのセットがないといけない、という。世界設定の開示にせよ主人公とヒロイン(?)の関係性にせよ、明らかにグッドエンドが一番書きたかったストーリー。トゥルー側に分岐する選択肢を選んでいたらこうなっていたからダメだろう、という推測まで言及するし、なんならこのエンドだけ特殊な実績が設定されていたりする特別待遇。

バトロワ方式である以上、ルートによって全く別の進行を取る風呂敷の広げ方(Fate/SNのイメージ)もできたはず。そこを基本の進行は全く同じにしてラストだけの分岐で抑えたのは、個人的には製作コスト的にもプレイコスト的にも英断だったと思う。

トータル10時間弱。各キャラクターの持つ情報が錯綜するので、できれば休日に1日で一気に読み切ってしまいたい。各バッドエンドはその場で消化していき、エンドはビター⇒トゥルー⇒グッドがよさげ。

 

 

以下、12/3追記

暁月実装までに1つしかクリアできなかった。アークナイツが悪い。

 

ことのはアムリラート

百合ゲーの皮をかぶったエスペラントお勉強ソフト。

いつもの街を歩いていると見た目そっくりだけど文字読めないし言葉も通じない、空の色も変、というきさらぎ駅か何かみたいな世界に迷い込む。すわホラーか、と思いきや、その言語 Juliamo(ユリアーモ)を若干日本語が喋れる少女と学んでいく流れ。

ほぼエスペラントで微妙にアレンジが入っている(?)独自言語のユリアーモをガチガチに文法から教えてくれるので、エスペラントの学習のとっかかりとして優秀。まあ言語学習ソフトとして作っているわけではないとの作者の言もあり、あくまで「異世界で言葉を学んでいくストーリー」を演出する強力な道具という立ち位置。ユリアーモのお勉強全スキップ設定もできる。

エンドは3つ。"主人公からヒロインへの"好感度が高いとノーマルエンド。バッドなやつはまあバッドとも言い切れないんだけど納得できねえ!という空気。トゥルーはそんなんありかよ感がなくもないけど、文句なしにトゥルーはこれだわ感。

ストーリー全体としては長くなく、中盤かと思ったら一気に終盤になる。プレイ時間は途中で起動しっぱなしにした時間があり正確には不明だが、お勉強スキップありだと5~8時間、お勉強スキップなしだと10時間くらい、フルでお勉強で15時間くらいのボリュームかなというところ。

言語を扱う関係上、ボイスが相対的に重要なゲーム。ヒロイン役もサポート役も海外の言語をネイティブで扱える声優だったようで、発音やアクセントをしっかり意識した喋りになっていたと思う。人選は大当たりの部類。(まあ実際にエスペラントを聞いたことがあるわけではないけど

 

 

 

おわりに

以降のゲーム。

11月半ばからはしばらく暁月のはずなので、そこまでの2か月。⇒12月にずれこんだ。ラッキーと言えばラッキー。

 

原神がずいぶん前の宣言通り開発力マシマシになったようで、稲妻6個目の島の実装以降も期間限定マップ出してきそうなのがこわい。アナウンス通りの1国/年のペースでの実装だけならしばらく虚無になるはずで、おそらく次の大きい凪(おそらく絶竜詩が終わる4月以降?)までは緩そう。まあイベント密度が初期とダンチなので、5.4実装時とは感覚が違いそうだけど。⇒イベントはもうベースが固まっていて、今後はどこかでやったミニゲームがコピペで出てくる感じになりそう。

アークナイツはギリ暁月前あたりに#5が終わり、#6と9章は6.1前の小さい凪あたりに来そうな見込み。イベントは基本的に1日で片が付き、数分に1回4タップ位するだけの周回をするだけなのでだいぶ負荷が軽くて助かる。ただし危機契約を除く。⇒本来は#5と暁月が被っていたがずれて助かった。だいぶ遊べたがもうちょっと触りたかった。

 

GWセールで積んでいるゲームががっつり増えたので、合間での消化だけではだいぶ残りそう。

黒い砂漠はDLしたはいいものの一度も起動していない。アークナイツに触らなかったら可能性はあった……。

Horizon Zero DawnとSEKIROはできれば先に済ませておきたい。⇒むりでした

近年は海外発のノベルゲーがかなり躍進しているようで、そこそこローカライズを経てるタイトルがある。

 

ブルプロが来たらほぼほぼ放り出してそっちに行くかもしれない。

が、現状だと原神と客層被りそうなんだよな……。ソシャゲ+ガチャの構成が人を掴む面でもカネ儲けの面でも強すぎて厳しい。

一方で被ってない古のネトゲおじさん層だと、よしだが何度も言及してる通り後発MMOってだけでハードルが上がっていて、比較対象は今になってなお勢いが伸びているFF14

前途多難。